あなたが購入・消費しているハチミツは、本物のハチミツですか?
加糖や精製され、本来のハチミツが持つ栄養・成分・殺菌作用が壊されたハチミツではありませんか?
またはそれらの偽ハチミツを、本物のハチミツだと思って購入・消費してしまっていませんか?
いまの日本では、本来はちみつとは呼べない代物を、ハチミツと称して流通されてしまっています。
そんな異常な日本のハチミツ事情を解説し、国内に流通している”ハチミツ類”について解説します。
そもそも本物のハチミツとは何か?
ハチミツの国際規格
蜂蜜には、CODEX(コーデックス)委員会が定めた国際規格があります。
国際食品規格委員会のことで、1963年にFAO(国際連合食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)によって設置された政府間組織のこと。以下の2つが主な目的。
1. 国際的な食品基準を定めることで消費者の健康を守る。
2. 基準の共通化により貿易の公正さを図る。
ハチミツは、ミツバチによって花蜜又は植物の分泌物から作られる天然の甘味物質である。ミツバチは、集めた花蜜又は分泌物をハナバチ特有の物質と混合させて変化させ、巣房に蓄積して熟成させる。ハチミツの例としては、野草のハチミツやクローバーのハチミツなどが挙げられる。
コーデックス委員会における個別食品規格策定
このように、ミツバチが作った蜂蜜に何も足さない、何も引かないのが本物の蜂蜜です。
日本におけるハチミツの基準
日本では、公正取引委員会が通達する「はちみつ類の表示に関する公正競争規約」には、前述したような本物のハチミツ以外に、”加糖ハチミツ”や”精製ハチミツ”が存在しており、それらも規約で定めた表示をすれば公正取引委員会により排除されることなく、ハチミツとして販売することが可能です。
すなわち、生産者や加工業者の都合で、人工甘味料で増量された蜂蜜や、ハチミツ成分が除去されるまでに加熱処理された蜂蜜が世に出回ってしまっているのです。これは世界を見ても例はなく、日本特有の異常な状況です。
日本で販売されている4種類のハチミツを解説
「はちみつ類の表示に関する公正競争規約」によって定義されている”はちみつ類”の種類を解説します。
ハチミツ(純粋ハチミツ)
ミツバチが植物の花みつを採集し、巣房に貯え熟成した天然の甘味物質です。
ちなみに、ハチミツ商品に「純粋」「天然」「生」「完熟」「ピュア」「ナチュラル」その他、これらと類似の意味内容を表す文言を表示する場合は、「純粋」又は「Pure」に統一しなければならないと定めています。
(ハチミツの症状)
はちみつは淡黄色ないし暗褐色のシロップ状の液で、特有の香味があり早晩結晶を生ずるものである。
(はちみつの組成基準)
【水分】20℃において20%以下
【加糖及びブドウ糖含有量(両者の合計)】60g/100g以上
【ショ糖】5g/100g以下
【灰分(電気伝導度)】0.8mg/100g以下
【H.M.F】5.9mg/100g以下※1
【遊離酸度】100gにつき1Nアルカリ5ml以下
【でん粉デキストリン】陰性反応※2
※1 H.M.F.( ヒドロキシメチルフルフラール ):加熱反応の目安になる物質で、はちみつを加熱(高温や長時間)しすぎた場合、保存状態が良くなかった場合、年数が経った場合などに増加します。
※2 この反応が異性加糖(例:水飴、オリゴ糖など)が混ぜられていないかの判断基準になります。
加糖ハチミツ
上記のハチミツに人工甘味料などの異性化液糖その他糖類を加えたもので、本来のハチミツ含有量が60%以上を占めるものをいいます。
精製ハチミツ
上記のハチミツから、臭い・色等を取り除いたものをいいます。
巣ハチミツ
幼虫のいない巣房にミツバチによって貯えられたはちみつで、巣全体又は一部を封入したまま販売されているものをいいます。
純粋ハチミツにも偽の可能性がある?
これまで述べてきたように、国際基準でも定められている本物のハチミツとは程遠い完全に偽物なハチミツが流通している事実は分かっていただけたと思います。では、純粋ハチミツと記された商品は本物なのか?
答えはNOです。
長くなるので詳細は、別記事で解説していきますが、本物のハチミツではなくとも「純粋ハチミツ」と名乗れてしまう抜け道が存在します。
日本で本物のハチミツを購入する手段は?
これまで解説してきたように、日本ではハチミツではないものが、ハチミツ類として販売され、純粋はちみつという表記すらも信用できない状況に陥っています。
そんな中で本物のハチミツを入手するにはどうしたら良いか?
それは、モラルある健全な養蜂家・養蜂場から直接仕入れることです。
当サイトでも今後そのような養蜂家などを紹介できればと思っております。
あなたもこれを機に、本物のハチミツを購入し、モラルある養蜂家が報われると幸いです。

